半月前に定植した激辛系トウガラシですがどうも様子が良くありません。
特に悪いのがジョロキア/ハバネロ・レッド/ハバネロ・オレンジ。
ジョロキア
ハバネロ・レッド
ハバネロ・オレンジ
これらの症状は同じです。
葉がゴワゴワに萎縮をしてところどころ枯れかけており、裏返すと折れてしまいそうなくらい弱々しいのです。
そして生長点が黄色になっています。
これは一体・・・。
ウイルス感染か?
症状から原因を調べてみると、葉の萎縮や変色はアブラムシやハダニによるウイルス感染の可能性があることがわかりました。
よく見てみると小さな虫がついています。
これは1mm程度の甲虫。
姿からするとハムシの一種のようですね。
ハムシは概して葉を食べる害虫とされています。
葉が端からではなく、中から部分的に枯れているのはコイツが齧りながら進んでいるからなのかもしれません。
この虫はさらに小さく0.5mm程度でしょうか。
ちょこちょこと動き回っているのでハダニの一種ではないかと考えていたのですが、画像を拡大すると触覚が見えるので違いますね。
これ、何でしょうか?
小さすぎてこれ以上鮮明には撮影できません。
ただし、虫は群れているわけではなく1つの苗に数匹程度です。
また日本産のトウガラシ(鷹の爪/シシトウ/島トウガラシ)にも同じように虫がついていますが、これらの生育は問題がありません。
同じタイミングで定植した鷹の爪はこんな感じに順調です。
無農薬ですので多少の虫が付くのは当然だとは思いますが、初心者ゆえにどの程度が危険なのかが分からない、というのが正直なところです。
このためこれが原因だと断言しにくい状況ではあります。
葉が萎縮する品種?
ハバネロやジョロキアは生長すると少し萎縮してツヤがある葉になるようです。
この葉の特徴が生育と共に出てきただけなのかもしれません。
しかしそれを踏まえても萎縮が強く出すぎています。
そして生長点が黄色になることはないようですね。
新芽ですので多少の黄緑であれば気にはならないのですが、ちょっと黄色すぎです。
そういえば全体的にも緑が薄いですね。
定植の時期は確かに良くなかった
定植タイミングに失敗したのは明らかですね。
今は4月下旬ですが、まだ気温は10~23℃と涼しい日が続いています。
今回具合の悪くなったトウガラシの生育温度は18~30℃ですので気温が低すぎです。
メキシコやインドのトウガラシですので低温で弱り、ムシや病気に対する抵抗力が落ちているのかもしれません。
「高い生育温度が必要な品種はGWに定植する」が正解だったようです。
これは反省。
覚えておきます。
また、連日のように昼過ぎに5m/sを超える強風が吹いていました。
弱々しい苗が耐えられるわけもありませんよね。
支柱にも叩きつけられていたようで、ジョロキアも支柱側の葉がちぎれてなくなっています。
天候が悪いのであれば、大きなポリポットに植え替えて茎や葉がしっかりするまで育てたほうが良かったですね。
生長点がやられてしまった可能性が高いので、これ以上は育たないのかもしれません。
もう少しだけ様子を見てダメなら撤収します。