昨日大発生が発覚したベランダのアブラムシ、その後は?
被害拡大・・・
残念ながら、、、、、繁殖を抑え込めず拡散しています。
植木鉢に植えたサツマイモの苗、そしてジャガイモの後作として用意していたトウガラシにもアブラムシを発見。
最も被害の大きかったピーマンにも残った成長点にコロニーが出来始めています。
動いています。
ということは昨日散布したアーリーセーフも効いていない!?
オルトランだけでなくアーリーセーフもダメ???
ここまで何も効かないというのはどういうことなのでしょうか。
本当に解せません。
兎にも角にもアブラムシ駆除の手立てを全て失いました。
実験してみよう
この状況で「はいそうですか、わかりました」と言えるほど育ちが良くないので足掻いてみます。
蚊取り線香
「蚊取り線香でアブラムシが駆除できる」との情報が見つかりました。
もともとは除虫菊の殺虫成分ですよね。
人と植物には影響が少なく、虫だけによく効くと言われています。
コロニーが出来た枝を蚊取り線香の煙で燻してみました。
おおおぉ、効果あり!
5分ほど燻すと動きが完全に止まるもの、足が痙攣するもの、慌てて逃げるもの。
これはいいかも。
しかし若干ながらまるで影響を受けていないような元気な個体もいます。
それでも捕まえて燻すと駆除できます。
おそらくは十分な濃度で長時間燻せば完全駆除は可能でしょう。
取り急ぎサツマイモ/ピーマン/ナスにゴミ袋をかぶせて蚊取り線香を30分ほど焚いてみました。
ルーペで覗きながら爪楊枝で突いてみると、、、死んでますね。
これはイケるかも!
もう日が暮れ始めていますので細かい確認は明日になりますが期待できそうです。
それはそうとベランダの蚊取り線香、ここまで効くなら植物のためにもこまめに焚いておいたほうがいいのかもしれませんね。
もちろん虫による受粉が必要な野菜があるならご法度ですが。
アルコールスプレー
ついでではありますが、アルコールも試してみました。
よくあるキッチン用スプレーです。
こちらも蚊取り線香同様に効果ありです!!。
さらに同様に若干元気な個体が残ります。
しっかりアルコールに浸すことが完全駆除の条件になりそうです。
特筆すべきはアルコールが表面張力で成長点やコロニーを覆い尽くすように溜まることです。
蚊取り線香の煙が入り込みにくい場所を攻められるということです。
これは素晴らしい!
だがしかし!!!
植物がどの程度アルコールに耐えられるかは全くの未知数です。
アルコールは細胞膜を破壊して浸透します。
構造が単純なカビはそれで破壊ができますが、植物が人間同様に些細なレベルで済むのかはわかりません。
せっかくですので夏休みの宿題にしましょう。
実験用の苗が育ったらアルコール耐性を確認してみます。
残留農薬を気にせず殺虫スプレーのように即効性があったのなら、この魔境に差し込む一筋の光となりますね。
なんだか楽しくなってきました。