出遅れた万願寺トウガラシと病み上がりの鷹の爪。
梅雨が明けるまでの1ヶ月間、花と実を全て落として株の成長に全力を使いました。
結果を見ていきましょう。
万願寺とうがらし
狙い通り順調に成長をしていました。
いました、と言うのは最近病気に罹患してしまったからです。
まず株の大きさを見ていきましょう。
これが一ヶ月前です。
そして現在。
伏見甘長に追いつくことは出来ませんでしたが、これだけ大きく育てば実を複数ぶら下げても平気でしょう。
ほぼ狙い通りです。
ところが若葉に強烈な萎縮が発生しています。
この畑はトウガラシ類に伝染するウイルスに満ちていることは十分すぎるほど把握しているため、もう「やはりこうなるよね」という感想しか出てこないのですが。
ハダニの可能性も否定出来ないため処置はしますが、期待しないほうが良さそうです。
鷹の爪
恐らくキュウリモザイクウイルスにやられた鷹の爪。
葉のモザイクが発生し、一時期成長がピタリと止まってしまいました。
その後、再成長を始めたものの全て糸葉になるという症状がでています。
こちらは体力がつけば病気の症状が回復するかもポイントでした。
1ヶ月前はこんな状態でした。
現在はこうなりました。
新芽が伸びて株が一回り大きくなりましたが、葉のモザイクや糸葉は解消できていません。
体力に余裕が出来ても、新芽は初めから病気の症状を抱えているということです。
ウイルスは一度感染すると治らないというのは本当のようですね。
実験終了
これで「花と実を落として樹勢を高める実験」は終了です。
株の成長は促進できたように思いますが、やはりこの病気の多い畑ではいかんともしがたいですね。
私の住んでいる地区ではあと数日で梅雨明け宣言がでそうです。
今更植え替えても夏の収穫には間に合わないでしょう。
それ以前にこの畑では病気を避けることも出来ないでしょう。
あとは基本放任ということで。