数日前突然枯れ始めた畑のハバネロ・レッドですが、実験と称して脇芽とつぼみを全て取り除きました。
これで余力の全てを生命維持に費やしてくれればもしや・・・、と思ったのですが。
枯れた
残念ながら状況は全く改善していません。
萎れた葉が元に戻る気配も全くありません。
流石にこれではダメでしょう。
はい、ギブアップ!
撤収しましょう。
根が・・・ない!?・・・だと?
覚悟を決めて苗を引っ張ってみると、何の抵抗も無くスルッと抜けてしまいました。
根を引きちぎるブチブチという感触もなく、スルッと持ち上がるのです。
これには驚きました。
植え付けてから1ヶ月経っていますが、定植前のポリポットの根より小さくなっているのです。
ネキリムシの仕業か
トウガラシやピーマンが突然枯れるという症状は、連作障害の「青枯病」や「ネグサレセンチュウ」が思いつきます。
しかし、この突然枯れた苗の状況を見た隣りの畑の方が「ネキリムシかもしれないね」と教えてくれました。
この市民農園でもネキリムシの被害がでており、去年も一晩で苗が枯れてしまったり、突然一畝全滅という被害がでているようです。
枯れた苗を引き抜くと「根が・・・ない!」という、今回と同じ現象が起きているようです。
ネキリムシはカブラヤガ、タマナヤガなどヤガ(夜蛾)の幼虫で、苗の根を食べ尽くしてしまう害虫です。
コガネムシの幼虫をネキリムシと呼ぶ場合もあるようです。
今回教えていただいたこの畑のネキリムシはコガネムシの幼虫という意味で使われていました。
そんな話を聞いていたので苗の周囲を掘り返してみました。
が、何も出てきません。
枯れだしてから1週間近く経っていますので、別の場所に移動してしまったのでしょう。
いまさらですが、ネキリムシと思われる症状がでたら速攻で苗を撤収して掘り返した方が良かったですね。
むむむ・・・。
さーて、どうしたもんだ
今の状況だけでは断定できませんが、ネキリムシが原因である可能性は高いですね。
ネキリムシなら次に植え付けた苗も同じ被害に遭うかもしれません。
余った苗でも適当に植えてしばらく様子をみてみましょうか。
隣のジョロキア(撤収予定)、マスタードも同じ症状がでるか監視していきましょう。
トウガラシ収穫の本番は夏。
今はまだ5月です。
焦る必要はないでしょう。