水スプレーと唐辛子スプレーで今ひとつだったアブラムシ駆除。
アブラムシ駆除用殺虫剤として市販されている「アース カダンセーフ」を使ってみました。
「アース カダンセーフ」とは
「アース カダンセーフ」はフマキラーから市販されているアブラムシ/ハダニ用の殺虫剤です。
この殺虫剤は私達が普段使っているハエやゴキブリ用の殺虫剤とはちょっと違います。
いわゆる毒で殺虫するのではなく、食品由来の成分で虫を包み込んで窒息させるという仕組みの殺虫剤です。
このため人に対する毒性が極めて低いというメリットがあります。
一般的な農薬だと野菜に残留したり、収穫までに散布する回数が制限されていますが、この殺虫剤では「収穫前日まで何度も使える」というのが売り文句です。
残留農薬が心配な人にはうってつけの殺虫剤ですね。
しかしその反面、効果が持続せず、農薬のようにしばらく虫を寄せ付けないという期間が全くありません。
見つけたアブラムシは駆除できても、その後に飛んできたアブラムシを防ぐものではないのです。
効果はどうだったか
早速試してみましょう。
昨日水スプレーで落としたアブラムシはまた苗に戻ってきています。
カダンセーフを吹き付けてしばらくすると・・・、動かなくなりました。
その辺の雑草でつついてみると、
この通り昇天しているようです。
こちらも、
動きません。
これはイイ!
・・・と思ったのですが、
動き出すものもいます。
だめじゃん。
この殺虫剤はちょっとしたコツが必要
どうやらこのカダンセーフは、普段使っている家庭用殺虫剤と同じようにはいかないようですね。
虫を絶命させる仕組みが「薬剤で包み込んで窒息させる」ですので、スプレーの霧が少しでもかかれば効果があるというものではありません。
虫を包み込むようにたっぷり散布してはじめて効果がでるのです。
その認識を変えないといけません。
アブラムシのいそうなところに適当にシュッシュッでは駆除できないということです。
そして死んだアブラムシはそこにとどまり続けます。
カダンセーフを吹きつけたあと、しばらくしたら水スプレーやジョウロで死骸を落としましょう。
水やりの前にカダンセーフ、という順番がおすすめです。
どんな虫に効果があるのか試してみた
パッケージにはアブラムシ/ハダニ/うどんこ病/灰色かび病に効果があるとされています。
畑にいた虫にためしてみると
アブラムシ:効果あり
アブラムシを世話していた2mmの小型アリ:すぐに動かなくなった。効果あり
ハムシ:効果なし
5mmの中型アリ:若干足元がおぼつかなくなるが、駆除には至らない
こんな結果になりました。
また虫を見つけ次第試してみます。
使い方を把握すればよい殺虫剤
・残留農薬がない。
・使用回数の制限がない。
・見つけた虫しか駆除できない。
つまり、このカダンセーフは無農薬を目指す小さな畑には最適な殺虫剤だと思います。
私自身、完全無農薬にはこだわってはいませんが、出来る限り農薬に頼らずに野菜を作りたいと考えています。
アムラムシはしばらくこのカダンセーフで対処していきます。
これでしのげるのであればよいのですが。
また報告します。