市民農園を見てみるといろいろな畑がありますよね。
野菜にはその野菜に合った育て方があるということです。
では、私の場合はどんな畑にすれば良いのでしょうか?
どんな畑にする?
この夏はトウガラシをメインに育てようと考えています。
基本的にはトウガラシなどのナス科に適した畑にしましょう。
トウガラシに合った畑ということで、まず土を盛り、畝(うね)を作ります。
畝を作ることで作物の管理がしやすくなります。四角形の畑でも通路となる道である畦(あぜ)が必要です。畝を作ることでココは畑でココは通路という区分が出来ます。
そして畝として盛り上げた土で作物を作るため、水はけがよくなり根腐れを改善することができます。
さらに、ナス科の栽培では雑草対策や防虫のために「マルチ」を張ります。このため畑の大きさを一定サイズで区切らないといけません。
この黒いフィルムがマルチです。
ということで今回の畑は畝を作ります。
畝の方向は?
一般的には夏は南北、冬は東西に畝を作ることが多いようです。
夏は南北に作物が並んでいても日がよく当たり、さらに日が傾いても満遍なく照らされます。南北畝は日照量が必要な夏野菜に適しています。
逆に冬は、太陽の軌道が低いために日照量が期待できません。そのときは東西に畝を作り、畝の間隔を広げるなどの工夫が必要になります。また夏場でも日陰を好むような野菜はあえて東西畝の北側に隠すということも行われています。
今回は日光を好むナス科のトウガラシがメインになりますので、南北に畝を作ります。
ただし、畝の方向は絶対的なものではないようです。農業を営んでいる方の畑を見ても実はバラバラだったりします。それは育てる野菜や季節ごとに畝を作り直す手間、機械による制限などのいろいろな理由もあるようです。
また畝や苗の間隔を変えることでも日照量の調整が出来ますので、そのときには無理に畝の方向を変える必要はありません。
私が借りている市民農園では夏野菜の準備が始まっていますが、若干だけ南北畝が多いかなといった感じです。背丈の違う野菜を混植しがちな市民農園では畝の方向より各野菜の配置のほうが重要なのかもしれませんね。
畝の設計図
以上のことを踏まえて、畝はこのようにします。
1箇所が60×50cmの区画となり、合計21区画です。
10m^2の畑ですが、実際に作物を植えるのは6.3m^2ということになります。
比較的ゆとりのある畑になりましたので、隙間にも何か植えるかもしれません。
畝を作る際には同時に肥料を撒きます。
次はこの畝で必要な肥料の量を計算しましょう。